心療内科でできる相談って何?

心療内科と精神科の違い

心療内科とは、主に心身症を治療する所のことを言います。心身症を簡単に説明すると、心の問題から体に不調が現れている状態のことです。内科ということからもわかる通り、体の不調を改善することが主な目的ですが、原因となった心の問題も考えながら治療を進めます。そして精神科とは、主に心の不調を治療する所のことを指しています。では精神科ならカウンセリングも受けられるのかということになるかと思いますが、実は精神科に行けば必ずカウンセリングを受けられるというわけではありません。受けることができる所もありますが、カウンセリングとは心理学の分野になるので、精神医学の精神科とは違っています。そのためカウンセリングを希望する場合は、受けることができる医療機関を探す必要があります。またメンタルクリニックという所もありますが、クリニックというのは入院用のベッドがなかったり、あっても19床以下の医療機関のことです。

心療内科に相談したい場合

心療内科は主に体の症状を治療する医療機関です。ですが心療内科としていても、心の症状について診ている所が無いわけではありません。もし相談したいと思ったら、その医療機関でも相談が可能かどうかを確認してみると良いでしょう。また相談する際の体の症状の例としては、最近よく眠れない、ストレスで頭痛がする等があげられますが、他にも症状は様々です。もし何かの症状について他の医療機関で検査をしてもらった結果、何も異常は見つからなかったというような場合に、心の不調からの可能性があると感じれば、心療内科に相談してみることもできます。軽い症状だったら受診してはいけないという決まりはありませんので、心配があれば相談してみて下さい。